仕事から私生活への肯定的な影響を示す程度で、値が高いほど、仕事で得られたことが私生活をより充実させていると感じる人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- 仕事で学んだことを活かして自分の生活を充実させている。
- 仕事でエネルギーをもらうことで、自分の生活がさらに充実している。
分類
メンタルヘルス結果
環境要因(オプション) > 仕事環境 > ワークライフバランス
この因子の偏差値が低い場合は...
仕事から得られた学び・経験が直接的・間接的に私生活で役立っている、また仕事での喜びや嬉しさが私生活にも連動していると感じているなど、仕事生活と私生活をポジティブに結びつけて考えられる従業員が少ない状態かもしれません。
チェックリスト
- 仕事に必要なスキルや経験が得られる研修や教育を受ける機会があるか
- 職種に関係なく、業務範囲を超えた人生に役立つ学びが得られる機会があるか
- 仕事ぶりに対して顧客や上司から肯定的なフィードバックがあるなど、仕事で喜びや嬉しさを感じられる機会があるか
施策例
アプローチ1
仕事で得られたさまざまなことが私生活で役立ったり、また私生活を充実したものにしたりすることがあります。
たとえば、仕事で身につけたスキルを用いて家事をよりスムーズにこなすことができる、町内会での予算管理を行うことができるなど、直接的に役立つこともあるでしょう。
また、職種に関わらず、仕事をこなす中で得られた社会的なものの見方や目標を達成しようとする行動などが、私生活に活かされることもあるものです。
仕事により私生活がさらに充実したものになると、その充実感は仕事にも反映され、従業員がいきいきと働く活力へとつながります。
組織の中では従業員ごとに役割が決まっており、いつも新しい体験や学びを得る機会があるものではないかもしれません。
そんな中でも上司の方は、従業員が固定的な心理状態になりすぎないよう、仕事を通じてさまざまな知識やスキルについて学び、経験できる機会をできるだけ与えることが大切です。
また、日頃のコミュニケーションの中で、上司自身が私生活で仕事をどのように役立てているかを従業員に示し、モデルとなることも有効です。
アプローチ2
職場の雰囲気が互いに安心感や活力を与えるものであると、職場で得られた活力が職場を離れた私生活にも表れることが多いものです。
活力を得られる職場を作るには、上司の方が自ら前向きに取り組む姿を見せるとともに、従業員がいきいきと業務に取り組めるよう働きかけ、私生活へ否定的な感情を持って帰らないよう工夫することが大切です。
そのためには、上司の方からのこまめな声かけが有効です。
仕事の成果や貢献などをフィードバックしたり、認めたり褒めたり、時には気づかせたりすることで、従業員が仕事での安心感や充実感を持つことにもつながり、職場がさらにいきいきとしたものになっていきます。
また、仕事の意味や目的、期待について伝えることや、あるいはそれらを自ら考える機会を与えること、さらには仕事に前向きに取り組むことで私生活も充実させている従業員の考えや価値観などをオープンに話し合うことも、従業員一人ひとりが仕事に対して誇りを持って従事できるようになるために有効です。