経営層に対する信頼感をあらわしており、値が高いほど経営層を信頼している人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- 経営層は、従業員からの提案を真剣に聞いてくれた
- 経営層から発信される情報は信頼できた
- 従業員の仕事ぶりを経営層はちゃんと見てくれていると感じた
分類
エンゲージメント結果
環境要因 > 会社や仕事における環境・状況 > ビジョン・戦略の理解・浸透
この因子の偏差値が低い場合は...
仕事をする上で経営層に対する信頼感が不足している可能性があります。経営層との間に大きな心理的距離を感じていたり、経営層からのメッセージをきちんと受け取れていなかったりする状態なのかもしれません。
チェックリスト
- 経営層と直接/間接的にコミュニケーションをとる機会はあるか
- 組織長や上司の言葉を介さずに、経営層から従業員に対して直接、情報発信がされる機会があるか(動画、メール、掲示など)
- 上司は部下に、経営層から得た必要な情報を共有しているか
- 職場内に、従業員から経営層に対して意見を伝える仕組みはあるか
- 合併や事業の統廃合、経営層の入れ替りなどはなかったか
施策例
アプローチ1
従業員の経営層への信頼感を高めるには、経営層と従業員が直接コミュニケーションをとる機会が多いほど良いですが、企業・団体の規模や組織風土の状況等によっては、難しいこともあるかと思います。
従業員は、組織長様を含めた上司の方の日頃の言動の中に、経営層の意見や考えを見てとっていることがあります。
ですので、上司の方ご自身を通じてのみ経営層のメッセージを伝えることが多い場合には、ご自身の言動を通じて従業員が経営層の姿を見ていることを意識され、従業員の経営層への信頼感が高まるような伝え方や行動を意識なさってください。
特に、ネガティブな内容を伝える際には、やらされ感や代替可能な組織の歯車であるといった気持ちを沸かせることなく、従業員一人ひとりが大切な企業・団体の一部であり、経営と従業員が互いに協力しあうことが企業・団体の発展にとって重要だという意識を醸成することが大切です。
自組織を通じて、企業全体に貢献できることが何かないかどうか話し合っても良いでしょう。
上司の方の誠実で真摯な態度が、そのまま経営層のそれとして従業員の目に映り、組織や経営への信頼感を高めることにつながります。
アプローチ2
経営層との信頼関係を高めるには、経営層からのメッセージが従業員に正しく伝わる仕組みをつくることも大切ですが、反対に、従業員の意見や働きぶりが経営層に伝わっていると感じられるような仕組みをつくることも大切です。
経営層に対し、従業員自身が直接コミュニケーションをとる機会や仕組みが職場にある場合は、それらを周知し、利用を促進しましょう。
もし、職場内にそうした仕組みがなく、職場の状況を経営層が知る機会が少ないと思われる場合には、上司の方が組織長様等を通じて、職場の状況や意見を経営層に伝えるための工夫をすることも必要かもしれません。
定期的に、自組織の従業員みんなで、経営層に伝えたい自組織のこれまでの貢献や改善案等をまとめる機会を設けるのも良いでしょう。
企業・団体の組織風土や体制によっては、なかなか難しい面もあるかと思いますが、たとえ間接的であったり、頻度が少なかったりするとしても、何らかの形で経営層とのやりとりができる手段を持つことは、従業員一人ひとりが、企業・団体の課題を主体的に捉えて、日々の仕事に取り組んでいくために大切なポイントです。