困難な出来事に直面した際、意図的に、前向きに考え直そうとしているかをあらわしており、値が低いほど、問題を否定的に受け止めたままである人が多いことを意味します。
この因子を構成する質問
- その状況からは、何か学ぶことができると考えた
- 今の経験は自分のためになると思うようにした
- その出来事の、前向きな側面を探そうとした
分類
メンタルヘルス結果
個人要因 > メンタルタフネス度 > (+)の認知・行動
エンゲージメント結果
個人要因 > 会社や仕事における自己認識 > メンタルタフネス度 > (+)の認知・行動
この因子の偏差値が低い場合は...
困難な出来事に遭遇した際、それを否定的に捉えたままになっている傾向が従業員にみられるかもしれません。
組織内に失敗やミスをすると強く非難されるような雰囲気があったり、上司や同僚に相談できずに一人で抱え込む状態になっていたりするかもしれません。
チェックリスト
- 「相談行動」「上司からのサポート」「同僚からのサポート」「家族・友人からのサポート」の結果
- 「心理的安全性」の結果(*一部プランのみ測定)
- 従業員が相談しやすい雰囲気・環境を作っているか
- 上司は、従業員に対して、さまざまな捉え方を提示しているか
- 上司は、従業員の仕事の出来栄えに対し、批判的・否定的なフィードバックばかりを行っていないか
施策例
アプローチ1
貴組織の従業員は、仕事で困難な出来事に遭遇したときに感じた否定的な印象を、前向きに考え直すことなく、そのまま仕事に取り組んでいるのかもしれません。
そのような気持ちで仕事に取り組み続けることは、仕事へのやる気を下げてしまう可能性があるだけでなく、強いストレスを感じ続けている可能性もあり、従業員と組織の双方にとって、望ましいことではありません。
仕事に対する否定的な発言が頻繁に見られたり、やる気の低下が見られたりする従業員には、上司の方が、前向きな見方を提示してあげるのも良いでしょう。
その際、長期的な視点や、自組織を超えた企業・団体、あるいは社会全体に対しての貢献度合いを伝えるなど、メンバーとは異なる視点や広い視野からアドバイスをするようにします。
また、従業員と身近な関係の先輩や同僚から、意見や成功事例を聞ける機会を設け、様々な人の考え方や仕事の進め方に触れさせることで、従業員自身が自分の考えに留まり続けず、柔軟性を持てるよう日頃より教育していくことも大切です。
アプローチ2
従業員が、自分が与えられた仕事を前向きに捉えられるかは、職場の中に必要なサポートがあるかどうかにも関係しています。
仕事で困っている従業員への助け合いや、相談にのってもらえるような職場の人間関係があれば、従業員は「何かあっても助けてもらえる存在がある」「どうにかなる」と考えられるものです。
もし、貴組織の人間関係が、互いに無関心であったり、競争意識が強すぎたりなどの状態であるなら、健全で良好な職場の人間関係を構築できないか検討することをおすすめ致します。
また、上司の方が、仕事の成果や従業員の成長を重んじるばかりに、従業員に対し、いつも厳しい評価やフィードバックを与え続けていないか、振り返ることも大切です。
次へつながる良かった点や評価できる点を見つけ、小さなことでも労いやポジティブなフィードバックをすることも意識なさってください。
上司や同僚からの支えがあるという気持ちが、より高い目標や困難な状況にも主体的に立ち向かえる力を生み出します。